メモリアルジュエリーWith
手元供養と遺骨をいれるジュエリー
「手元供養(てもとくよう)」とは、ご遺骨を少量だけ分骨し、装飾品や小型の骨壷などに封入し、身近で故人を供養する供養方法を指します。
手元供養という言葉自体は2007年に現代用語の基礎知識に掲載された新しいものですが、人間が大切な存在を身近に感じたいという思い自体は昔から変わらずある想いです。
故人の一部を封入するジュエリーには、とても長い歴史があります。19世紀の中世ヨーロッパでは「mourning Jewelry(モーニングジュエリー)」と呼ばれていました。
「mourning」は「喪・追悼」を表し、服喪中、そして葬儀の際に着用するものでした。様々なデザインがあり、時代時代の流行があったそうです。
有名なものでは、ヴィクトリア女王が夫アルバート公の喪に服した期間(なんと25年間!)に愛用した「ジェット」という黒い木の化石を彫刻したエレガントなジュエリーがあります。
その他には、遺髪をジュエリー内部に入れた「ヘアージュエリー」と呼ばれるものがあります。遺骨では無く遺髪を封入していたのは、当時の埋葬方法が土葬だったためです。
現存するものでは、マリーアントワネットの遺髪が入った金製のリングがあります。(※写真右上)
このように、メモリアルジュエリーには長い歴史があり、時代に合わせ形を変えていることが分かります。中空インナーポケット付きのメモリアルジュエリーは、現代の日本の技術だからこそできるジュエリーなのです。
ご遺骨の封入方法
1.専用ドライバーで本体裏側のネジを空けます。(左回し)

2.専用の紙ロートをセットします。

3.遺骨粉・遺骨灰を封入して下さい。封入可能な量は、米粒1/5程度とほんの少量となります。

4.ネジを締めて下さい。(右回し)
【ご注意点】
- ご遺骨の封入サービスは行っておりません。
- ネジは本体と同じ地金を使用しております。そのため非常に繊細です。斜めになったままネジを締めますと、ネジ山が破損する恐れがあります。
- ご遺骨はあらかじめ粉骨するか、お骨上げの際の遺骨粉・遺骨灰をご用意ください。
付属品について
メモリアルジュエリーWithの遺骨封入ジュエリーには、以下が付属します。
- 専用オルゴールボックス(蓋内側は写真立て)
- 専用紙製保管箱
- 紙製ロート
- 専用ドライバー
- ジュエリー保管袋
- 磨きクロス
- 付属品の仕様は予告なく変更になる場合があります。
